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片麻痺、足のリハビリ方法

最近、手のことばかり書いて足のことを書いておりませんでした。

足が動くようになってからのリハビリは、まず真っすぐ立つこと。
これが基本で、かなか難しいです。
麻痺してる足の膝がカクンカクンと曲がり、真っすぐジッと立てません。

お尻の穴をキュっと閉めて、お腹に力を入れて骨盤を立てる。
これをすると余分な力を入れずに真っすぐ立てる。
普段から気にしてやってないと結構大変です。

体力がなくなり、疲れてくるとできなくなります。

膝が後ろに下がりロックされたような感じで立っていると指摘されました。
無意識です。こういう立ち方をしている人は結構多いとも。
「この立ち方をすると、私もですが、ふくらはぎが張るんです。」と教えられました。
「なので、ふくらはぎが張っている人は、そういう姿勢になってる人が多いです。」とも。

次に真っすぐの姿勢から左右に体重をかける。
指導:正しい姿勢で立てていないと体重がかけられない

両足をくっつけて真っすぐ立つ。それができたら、目を攀じて静止。
指導:正しい姿勢で立てていないとグラグラする

ゆっくりひざを曲げて止める。
指導:膝の力が必要(意外とできました)

左手で手すりを持ち、支えてもらいながらの歩行練習
指導:お尻に力を入れて!体が傾く

右足の踏み込みの練習
指導:お尻を意識して、踵から膝を曲げずに地面につき、斜め上に飛ぶような感覚で

ベッドサイドでの踏み込み練習

なにも持たず、後ろから支えてもらっての歩行練習
1人で何も持たず歩く練習

私の場合、杖を突いて歩くと、杖を頼りすぎているので、ない方がいいだろうということになりました。

次、ゆっくり膝を曲げてお尻を突き出し静止
指導:お尻の筋力が弱いので強化

これを何度もやった翌日は疲労感から足がふらつきました。
翌日はリハビリお休みなのでゆっくり休めてください。と
まさしく筋トレですね。

ベッドで号泣しました 

病棟廊下でそんなリハビリの日々を過ごしていましたが、
リハビリ室での訓練ができるようになりました。

リハビリ室はB1Fにあり、その日リハビリ室から4Fの病室に、歩いて帰ってみましょう。
それが安定していたらトイレまで歩いて行っていい!と。

そんな距離を歩くのは初めてなので、ドキドキしましたが、
トイレまでの距離、片道約20m、往復40m

入院して21日目、歩行許可が出ました!!!

トイレより遠い場所へ行く時はまだ車いすですが、大きな進歩でした。

無事たどり着くことができ、さすがに疲れた。と、ベッドに横になり、少しすると・・・
涙がこみ上げてきて止まりません。
嬉しさのあまり、声を殺し号泣しました。

ベッドサイドの柵を持ち踏み込みの練習をし、
トイレの鏡の前で姿勢を確認したりと、毎日必死に頑張ってよかった。

トイレまでの距離、廊下を歩いていると看護師さんたちが、
「すごい!もう歩けてる。」
「歩けるようになってホントに良かったですね。」
「嬉しくて涙出るわ」
「歩いてる姿見るたびに拍手してしまいそう」
「驚異的な速さでびっくりした」

と、一緒になって喜んでくれました。

明日よりリハビリ病棟に移動することも決まりました。

ここでは、まる1日リハビリ漬けの生活となり、ここからが体力も鍛えながらの厳しいリハビリになることでしょう。

リハビリ病棟は1か月単位なので、1日1日負けずにしっかりリハビリして、まずは車いす卒業、そして最短1か月後退院を目指して頑張りたいと思います。

コメント

  1. 原口幸江 より:

    こんばんは、凄い回復力!!
    看護師さんも、一緒に喜んでくれるの
    嬉しいですよね。

    • とも より:

      原口さん、ありがとうございます。
      原口さんをはじめ、皆さんに応援して貰って、勇気をもらっています。
      看護師さんがみんなこんなに喜んでくれるとは思っていませんでした。
      感謝です。