高血圧と言われ、毎日血圧を計測するようになったのですが、血圧の上と下って何?と思ったことはありませんか?血圧の上と下の数値が大きいと良くないということだけは知識としてありましたが、そもそも血圧の上と下って何だろう?と思いました。
疑問はそのままにしておけない性格なので調べてみました。
血圧とは?
血圧は、心臓が血液を送り出す際に、血液が動脈の壁を押す力を測定するものです。血圧の測定値を構成するのは、収縮期血圧と拡張期血圧の2つの数値です。
上の血圧を収縮期血圧といい、下の血圧を拡張期血圧と言います。
心臓がポンプの働きをして、血液を全身に押し出しているとき、これが収縮期の血圧です。血管に十分な弾力性がなければ、衝撃を吸収することができなくなり収縮期血圧が上がります。
心臓が血液を送り出した後に、全身から戻ってきた血液を貯めて膨らんでいる時の血圧のことを拡張期血圧といいます。拡張期血圧が下がるのは、動脈硬化により大きな血管が硬くなった場合です。 拡張期血圧が高くなるのは、動脈硬化により心臓から遠い細い血管(末梢血管)が硬くなっていくために起きてきます。
脈圧とは?
血圧の上と下の差を脈圧といいます。
血圧が高いだけでなく、脈圧が小さ過ぎたり大き過ぎたりすることも健康に悪影響を及ぼします。一般的に脈圧は30〜50mmHg以内の範囲が望ましいといわれ、70mmHg以上の場合には動脈硬化が進んでいる可能性があり注意が必要です。
単純に「上の血圧が高い」だけを見るだけではダメで、脈圧も気にしないといけないということですね。