以前にも書きましたが、現在リハビリは理学、作業、言語の3種類を毎日行っています。
それぞれに担当の人がいて、お休みの日には変わりの人がやってくれます。
理学(足の動作)で代わりの人がお迎えに来てくれました。
リハビリが終わり、リハビリ室からの帰り、部屋まで送ってもらう道中で、「もうずいぶん歩けてますね。これならほかの人に紛れて歩いていてもわからないですよ。普通の人でも、色んな歩き方されている人たくさんいますから。」
その時私は、「じゃあ、ぶつかってこられると怖いですね。」と答えました。
・・・
何か違和感と嫌な気分が残っていましたが、何かわかりませんでした。
夜中に目が覚めて、その時の会話を思い出して、気づきました。
私は今の状態が全然満足できていません。
だって、せいぜい歩けて200m。それを超えると休憩が必要。
しかも、からだはグラグラしているし、腰に力が入って痛くもなる。
安定感がないので、人とすれ違いさまにあたったらコケてしまうだろうから。
「紛れて歩いていてもわからない」
「普通の人でも、色んな歩き方をしている」
この言葉に私は、”ここまで歩けるようになったんだから、これでいいでしょ。”
と言われた気がした。だから嫌な気分になったんだと。
思い出して悔しくなりました。
普通ってなに?
紛れるってなに?
色んな歩き方をしている人もいる?だから今のままでいいの?
確かに私は両足に人工股関節を入れている障害者なので、健常者ではありません。
まして今回、脳出血も起こし麻痺もあります。
でも、勝手に決めるな!やるのは私だし、どこで納得するかは、私が決める。
そして、絶対以前と同じように動き、歩けるようになってやると更に火がつきました。
人によって、捉え方は違うと思います。
そう言ってもらって安心する人もいるのかもしれません。
私の捉え方がひねくれているだけかなのかもしれません。
でも、その時の私には不快でしかなかったのです。
言葉って難しいですよね。
きっと言った本人は良かれと思って出た言葉で、まさか私がそんな風に捉えたなんて思ってもみないでしょう。
言葉には気を付けよう。
そして、なんて小さい人間なんだろうと、ここまで書いているうちに、そう思えるまでに落ち着きましたw
ありがとうございます。
コメント
こんばんは 酉
言葉って難しいです。自分の思いが正確に 言葉として自分の口から発せられない!その言葉が人によって受け止め方が違う!だから自分の思いが上手く伝わらない!!
その先生は安心してもらう為に 励ます為に仰っしゃられたのでしょう。でも 上手く伝わらなかった。でもでも結果良かったのな。
もう一つ。おらはたまに「普通って何?」思う。人って普通(!!)自分自身が基準で そこから「それは普通 普通じゃない」と、でもその普通はあなたの普通で おらの普通とはズレてる。普通って言葉は簡単だけど 案外難しい。
最後に不快になるかもしれませんがもう一つ。ともさんは社長業をされているのですよね!上に立つ人は、良い意味で変!普通(!!!)じゃ無い人でなければ務まらないと思っています。異常に前向きポジティブ 芯がシッカリしていてエネルギッシュ。ともさんは、そんな方なんでしょうか。
本当に難しいですね。
おっしゃる通り、人によってもかわりますし、同じ人であってもその時の気持ちの状態で、捉え方が変わってしまいますね。
この時の私はこんな風にしか受け止められませんでした。これも事実です。
「普通」も同じく、人によって変わる難しい言葉です。
今回は自分感情や心の動き、言葉の受け止め方や言葉の威力、などなど色んな面で考えることができる出来事でした。