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脳出血の4割を占める被殻出血

今回わたしが脳出血を起こしたのは脳の左側の「被殻(ひかく)」と言う場所です。
この「被殻」という部分の血管が破れて、脳出血が起こる割合が約4割と最も多いと言われています。

この写真は私が脳出血を起こした時にとられたものです。

脳出血を起こした写真を見たことがなかったので、この画像を見て出血が多いのか少ないのかもわかりませんでしたが、医師の説明によると比較的少ないとのことでした。

それでも、片麻痺、顔面神経麻痺、嗅覚障害や、集中力がもたないや、喋りにくいなどの機能障害が少なからずあります。

入院中には現れなかった不調が後から出てくることもあるようです。
そして、脳の状態が安定するのに2年はかかると言われました。なので、出来ないことに落ち込んだり、焦ることのないようにとも言われました。

被殻とは

被殻は、脳の表面にある部分で、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などの感覚処理、筋肉の動きを計画し、調整して運動を制御する運動制御、言葉を理解したり話したりする言語処理、記憶を形成したり学習したりする高次の認知機能、喜怒哀楽などの感情制御など、人間の認知や行動に関わる多くの役割を担っています。

主な原因は?

被殻出血の一番多い原因は、高血圧です。高血圧によって血管壁が損傷し、血管が破れて出血が生じることがあります。高血圧は血管に負担をかけ、徐々に血管壁を痛めます。その結果、血管が破れて出血が起こる可能性が高くなります。適切な血圧管理は、被殻出血のリスクを軽減するために重要です。

症状は?

症状としては麻痺が見られます。麻痺は具体的には、出血と反対側の手足が麻痺を起こす「片麻痺」や、顔の片側がゆがんでしまう「顔面神経麻痺」などが挙げられます。

また、被殻から少し外側にある内包へ出血や出血による圧迫から、運動麻痺、感覚障害、言語障害が出てきます。