スタミナ料理の代表的な食材でもある「にんにく」を今年はじめて栽培して収穫することができました。
あの独特な香りや風味が特徴的で、食欲がわいてくる人も多いのではないでしょうか。そんな「にんにく」には疲労回復や免疫アップなど健康に対してさまざまな効果をもたらすことがわかっています。
しかし一方で、「にんにくの食べ過ぎには注意した方が良い」という話も…。
にんにくの栄養素
アリシン
にんにくの強い匂いや風味は、アリシンと呼ばれる硫化物によるものです。アリシンには抗酸化作用や抗菌作用があり、免疫機能をサポートすることが知られています。
ビタミンC
にんにくにはビタミンCも含まれています。ビタミンCは免疫システムの強化や抗酸化作用に関与し、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に役立つとされています。
ビタミンB6
にんにくにはビタミンB6も含まれており、タンパク質代謝や神経伝達物質の合成に重要な役割を果たしています。また、ビタミンB6は血中のホモシステイン濃度を下げることで、心血管系の健康をサポートするとされています。
ビタミンB1（チアミン）
ビタミンB1はエネルギー代謝に重要な役割を果たす栄養素です。
ただし、ビタミンB1は熱に弱いため、にんにくを調理すると一部が失われる可能性があります。なるべく生のにんにくを使用するか、短時間で加熱することでビタミンB1の損失を最小限に抑えることが重要です。
マンガン
にんにくにはマンガンも含まれており、骨の形成や酵素の活性化に必要な栄養素です。また、マンガンは抗酸化作用も持ち、細胞のダメージから身体を守る働きがあります。
にんにくの食べ過ぎは良くない？
にんにくは健康に対してさまざまな効果をもたらす食材ですが、過剰摂取することには注意が必要です。1日に1〜2片を目安に食べ過ぎには注意しましょう。
消化不良や胃腸の不快感
にんにくは強い香りと風味を持っており、消化器系に刺激を与えることがあります。摂りすぎると消化不良や胃腸の不快感を引き起こす可能性があります。
胃酸過多
にんにくに含まれる成分が胃の酸分泌を刺激するため、胃酸過多の人には症状を悪化させる可能性があります。
血液抗凝固効果
にんにくは抗血小板作用や抗凝固作用があるとされています。血液をサラサラにする薬や抗凝固剤を服用している人は、にんにくの摂取に注意が必要です。
薬との相互作用
にんにくには薬と相互作用する可能性があります。特に血圧降下薬や抗凝固薬などを服用している場合は、にんにくの摂取によって薬の効果が増強されたり減弱したりする可能性があるため、医師と相談することが重要です。