現在、右手の親指と人差し指に痺れが残っています。
痺れがある場合のリハビリは、痺れが治まって動かすか、動かしながらするかの2パターンあると言われました。
痺れが治まるまで待ってから動かすとなると、いつまで痺れているかもわからないのに、遅くなればなるほど動きが悪くなるんじゃないか?と言う疑問がわいてきました。
そのことを伝えると、丁寧に教えてくれました。
脳はすごく賢いのだと。
麻痺で動きの悪い指をゆっくり曲げながら、こんな風に動かすんだよ。と誘導してあげると脳はそれを学習して動きを覚えます。
しかし、そこにキツイ痺れが残っている状態で動かしていくと、その動きと同時に痺れまで学習してしまいます。そうすると、実際は痺れていないのに、本人にはきつく痺れた感覚が残るようになることがある。というのです。
脳にはストレスを感じる場所があり、その部分は、慢性的にストレスを感じ続けるや、過去の過度なストレスを体験していると、どんどん大きくなるようです。
人によってストレスの感じ方が違うと思います。
それはこの部分の大きさ(慢性的なストレスや過度なストレス体験で大きくなる)によって変わってくると研究でわかってきているようです。
痛みも同じで、人によって同じ痛みでも、凄く痛いと感じる人、あまり感じない人がいます。
恐怖心も同じです。
今回この話を聞き、今までリハビリしてきた上で、いろいろ納得できるところがありました。
「楽な姿勢で、どこか無理がかかっている部分はないですか?」
「痛みがあったら、やらないでください。」
「変な力は入っていませんか?」
など、ずっと言われてきました。
言われる通りしてきましたが、無理にでも動かす方が早く良くなるんじゃない?
と何度も思っていました。
食事の時、腕が上がらず無理やり首を下げ、口から迎えにいく食べ方をした時も、無理な姿勢や腕が痛くて上がらないなら、まだやめておきましょう。と言われました。
これも同じ理屈で、腕が上がるようになったとしても、食べる時はこの姿勢で食べるもの。と学習してしまうということです。
無理なく、どこにも負荷がかかっていない状態を記憶さす。
これが大切なんだと。
指のリハビリに関しては、キツイ痺れでなければ、やっていて痺れが強くなってきたらストップする感じでやっていきましょう。ということになりました。
脳って本当にすごいですね。
今回、自分がこんなことになっていなければ、知らなかったことです。
脳についてかなり興味がわいてきました。