「体が焦げる糖化」という言葉を聞いたことはありますか?
私もこの『糖化』と言う言葉を知ったのはちょうど1年ほど前です。ゴッドハンドと呼ばれる米澤先生のYouTube「米澤浩ちゃんねる」を見て知りました。
そして前に1度、この米澤先生の施術を受けたことがあります。糖化で癒着した腸を剥がすのは、動画のように叫び倒しました。
活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われるのに対して、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれています。
体が焦げるとは?
『糖化』とは、食事によって摂り過ぎた余分な糖分がタンパク質と結合して、細胞にダメージを与えてしまう現象のことをいいます。
体温の熱が関わることから、糖化は「体が焦げる」とも言われています。
例えば、ホットケーキを思い浮かべてください。タンパク質を多く含む卵や牛乳と、砂糖などの糖を混ぜて作るホットケーキは、焼いているとこんがり褐色の焼き色が付きます。これが体の中がで起こるということです。体内が『こんがり』してしまっていると、全く良いことがないのです。
糖化の原因
糖化の主な原因は、余分な糖分(糖質の多い食品を摂り過ぎてしまうこと)です。
摂り過ぎてエネルギーとして使いきれずに余った糖分は血液中に残り、残った糖分は「タンパク質と結合する性質」をもっていて、タンパク質と結合・変質し、AGEsができてしまいます。
タンパク質や脂質を糖化させる糖分は主に2種類あり、一つは「ブドウ糖(グルコース)」、もう一つは「果糖(フルクトース)」です。
「ブドウ糖(グルコース)」は、ごはん、パンなどの炭水化物に多く含まれ、「果糖(フルクトース)」は清涼飲料や糖分たっぷりの甘いスイーツに含まれています。 アルコール(お酒)も糖分が多いです。
糖化の長期的な健康への影響
糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となることが知られています。
髪のツヤが失われる
肌のハリや透明感が失われる
動脈硬化のリスクが高くなる
腎機能が低下
骨粗鬆症
ドライアイや白内障、網膜症、など
また、アルツハイマー病との関連も指摘されていて、健常な高齢者の脳と比べてアルツハイマー病患者の脳には約3倍のAGEが蓄積されていたという報告もあります。
このように、糖化は「老化」と「病気」の大きな原因となります。