脳出血や脳梗塞などの脳卒中を起こし、失われた脳の神経回路は新たに再建されることが明らかになっています。では、再建されやすくするには、集中力を続かせるには、脳を活性化させるにはどうすればいいのでしょう。
そう、脳を刺激し認知機能を向上させ、脳が最高の状態で機能するためには、適切な栄養素を摂ることが必要なのです。と言うことで、脳を活性化させるのに役立つ食品を上げてみました。
緑黄色野菜
ほうれん草やニンジン、ブロッコリーといった緑黄食野菜は、ビタミンKや葉酸など、脳の働きに欠かせないビタミンやミネラル、カロテンがたっぷり含まれています。
また、栄養価が高いだけでなく、脳をダメージから守る抗酸化物質も含まれており、脳の健康にも効果があります。
血液をサラサラにし、記憶力の維持に働き、動脈硬化の予防をしたり老化のメカニズムに働きかけたりします。緑黄食野菜を豊富に使った食事は、認知機能の低下を遅らせ、記憶力を向上させることが研究で示唆されています。
ベリー
ベリーは形は小さいけれど、大きな効果があります。この小さな宝石は、脳の健康に関しても強力なパンチを発揮します。
抗酸化物質が豊富なベリーは、認知機能の低下の原因となる脳の酸化・ストレスに対処するのに役立ちます。また、フラボノイドも含まれており、記憶力や認知能力の向上に役立つことが分かっています。
ベリーを定期的に摂取することで、アルツハイマー病やその他の神経変性疾患の発症リスクを低減できる可能性があります。しかし、それだけではありません。
気分を良くし、ストレスレベルを下げる効果もあります。気分が落ち込んでいるときは、ポテトチップスの代わりにベリーを食べてみてみるのもいいかもりれません。
ナッツとシード
アーモンド、クルミ、チアシード、パンプキンシードなど、ナッツとシードには脳の働きを高める栄養素がたっぷり含まれていて、手軽で健康的なおやつにぴったりです。
ナッツやシードには、脳の神経細胞を保護するのに役立つ健康的な脂肪が豊富に含まれています。また、ビタミンEやマグネシウムなどのビタミンやミネラルも含まれており、認知機能や記憶力を高めるのに役立ちます。さらに、脳の神経伝達物質の生成に不可欠なタンパク質も豊富に含まれています。
なので、今度おやつを食べたくなったら、ナッツをひとつかみ手に取ってみてください。おいしいだけでなく、脳を活性化させ、1日を元気に過ごすことができます。
青魚
サバやサンマ、イワシなどの青魚にはDHAやEPAなどの脂肪酸が豊富に含まれており、脳に存在する神経細胞を再生したり保護したりする働きがあることが特徴で、情報の伝達をスムーズにする働きもあります。
また、魚に含まれるオメガ3は、脳の機能を保護し記憶喪失のリスクを低下させます。週に2回、魚を食べると脳の健康を改善することができます。
ダークチョコレート
ダークチョコレートにはフラボノイドという抗酸化物質が含まれており、脳の血流を良くして認知機能を高める効果があります。
しかし、ダークチョコレートならどれでもいいわけではなく、カカオの割合が70%以上、砂糖の添加が少ないものを探してみてください。
また、同じチョコレートでもミルクチョコレートに含まれるミルクと砂糖は、実は脳への恩恵を打ち消してしまう可能性があります。
ダークチョコレートは美味しくて有益なご馳走ですが、それでもカロリーは高く、食べ過ぎると体重を増やす原因になります。なので、少量ずつ楽しむのがいいでしょう。